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アイテムについて
素晴らしい切り絵作品で知られるアーティスト福井利佐の「能」シリーズの「土蜘」です。「宝生流二十世宗家「和の会」第12回目の演目作品として2016年に制作されました。演目「土蜘」では、演出として白い糸が投げられるシーンがあり、舞台上で白い糸が絡まりあう非常に劇的な鬼退治伝説ものです。クモのイメージと鬼の面が一緒になり、赤い色のバッグに映え、さらに白い糸も見え、とても美しいコントラストを見せています。「千筋の糸」と呼ばれるたくさんの糸のシーンは、数ある演目の中でも見応えがあるシーンです。 福井利佐 1975年静岡県出身。多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業。精緻な観察による描写のきめ細やかさと大胆な構図で、観る者を圧倒させるような生命力のある線の世界を描き出す。中島美嘉のCDジャケットアートワーク、Reebokとのコラボレーションスニーカーやユニクロ「UT」への参加、直木賞作家の桐野夏生氏、木内昇氏の小説への挿画や装丁、NHK太宰治短編小説集「グッド・バイ」の映像制作、NHK 「猫のしっぽカエルの手」オープニングタイトル制作などがある。お能の宝生流家元主催の「和の会」メインビジュアル担当(2008~2018)。2019年は福音館書店月刊かがくのとも から絵本「むしたちのおとのせかい」を刊行。2022年「からまつ~ふじさんにもりをつくるき~」を刊行。その他、国内外の個展や合同展の参加、ワークショップなど多方面で活躍中