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アイテムについて
2018年、取材で訪れた尾道で笛田が見かけたのは、地域猫として愛されている、のら猫たち。尾道の鐘楼が見える場所にいたのは、キジトラの猫。少し、睨んでいるかのように緊張しているのが分かる。笛田は、愛情が持てる相手しか描こうとしない。尾道の人々は動物たちにとても優しかった、とのこと。尾道では地域猫として、ケアをする人がいる。そうした関係を尾道の風景と共に描いた作品である。 笛田亜希 2001年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画修了。故郷である東京武蔵野に愛着を持ち、関連した数多くの作品を制作。中でも、吉祥寺にある井の頭自然文化園にいた象のはな子は、長年、絵画や立体の作品として何度も発表。はな子が亡き後には、JR吉祥寺駅に笛田によるブロンズのはな子像が設置された。動物や昆虫、植物などか弱くて逞しい生き物に対して深い愛情があり、天才的技術をいかんなく発揮するその作品は、絵画(油彩、水墨、水彩)、立体、それらを用いたインスタレーションなど多岐にわたる。